IEモードを期限なく設定する方法
ブラウザEdgeのIEモードが期限付きで登録されるため、何度もやり直しが必要で手間がかかるとのこと。幾つかの説明されているサイトを除いてみたところ、うまくいかない所や抜けているところがあったので以下にまとめる
1)Windowsが提供している「Enterprise Mode Site List Manager」をPCにダウンロード、インストール。英語版しか提供されていない。「Enterprise Mode Site List Manager」は設定用のXMLファイルを作成できるもので、XMLの例を記載しているサイトもあるが、間違っているのか正しく読み込んでくれないものもあるので注意
2)「Enterprise Mode Site List Manager」を起動して「Add」ボタンからIEモードで開きたいサイトを登録する。登録時はURL(ドメインのみでOK 例:google.com)を入力、Allow Redirectにチェックを入れて「Save」ボタンで保存する
3)「Enterprise Mode Site List Manager」上部メニュー「File」をクリックし、次に「Save to XML」をクリックする。ファイルの保存ダイアログが表示されるので、ドキュメントフォルダなどに保存する(例:ieMode フルパス:C:\Users[ユーザー名]\Documents\ieMode.xml)
4)Windowsのスタートボタン横の検索欄に「regedit」と入力し、表示される「レジストリエディター」をクリックし、警告をOKしてレジストリエディターを立ち上げる
5)レジストリエディターの左側のフォルダのツリー表示から「HKEY_CURRENT_USER」→「Software」→「Policies」→「Microsoft」と開く
6)「Microsoft」フォルダの下に「Edge」フォルダが無い場合、「Microsoft」フォルダを右クリックし、ポップアップするメニューから「新規」→「キー」をクリックし、フォルダ名に「Edge」と入力して、「Edge」フォルダを作成する
7)作成した「Edge」フォルダを選択して、レジストリエディター右側の欄の何もないところを右クリックして、「新規」→「DWORD(32ビット)値」をクリックし、名前を「EnterpriseModeSiteListManagerAllowed」とする。そのまま「EnterpriseModeSiteListManagerAllowed」をダブルクリックで開き、値のデータを「1」にする。この設定が記載されていないサイトがあり、この設定なしだとXMLファイルが読み込まれないので注意
8)同じように右側の欄の何もないところを右クリックして、「新規」→「DWORD(32ビット)値」をクリックし、名前を「InternetExplorerIntegrationLevel」とする。そのまま「InternetExplorerIntegrationLevel」をダブルクリックで開き、値のデータを「1」にする
9)同じように右側の欄の何もないところを右クリックして、今度は「新規」→「文字列値」をクリックし、名前を「InternetExplorerIntegrationSiteList」とする。そのまま「InternetExplorerIntegrationSiteList」をダブルクリックで開き、上記の「Enterprise Mode Site List Manager」で作成したXMLファイルのフルパスを入力する(保存したXMLファイルを右クリックしてプロパティを開くと保存しているフォルダのパス、ファイル名が分かる)
10)Edgeを開いている場合は一度Edgeを閉じて、再度Edgeを起動する
11)EdgeにてURL入力欄に「edge://compat/enterprise」と入力してEnterキーを押すと、「Microsoft Edge の互換性」「Internet Explorer モード サイトの一覧」ページが開き、「エンタープライズ サイトの一覧」の「場所」に「file:///」から始まるXMLファイルのフルパスが表示さ、そのページの下方に「Enterprise Mode Site List Manager」で設定した(XMLファイルに保存された)IEモードで開くURLが反映される
12)Edgeで、IEモードとしたいサイトを開くと、URL欄の先頭にIEのアイコンが表示され、IEモードで開いていることが確認できる


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